憲法96条の改憲をめぐっての公開討論会が4月8日、参議院会館内で行われた。主催は「国民投票/住民投票」情報室。

 憲法96条は、改憲の発議に衆参各院で3分の2の賛成が必要だとしているが、安倍晋三首相はこの要件を「過半数」にしようと訴えている。

 改憲派の憲法学者、慶応大学の小林節教授は、「国民のため発議しやすくするというのはおためごかし。憲法によって拘束されている政治家が権力をハンドルしやすくするため」と96条改憲には反対だ。

 96条改憲に賛成しているみんなの党・井坂信彦衆議院議員は、「憲法改正発議は事実上国会からしかできない。3分の1の議員に事実上拒否権がある。ハードルを下げるべき」と訴える。

 民主党の桜井充政調会長は、国民投票の要件を定めるべきとしながらも「政権与党は必ず過半数となる。いつでも発議できることになる」と反対の立場。

 映画監督の想田和弘氏も、「権力の暴走を防ぐ装置の一つが解除される」として危機感をあらわにした。 

 (編集部)

 

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