アフリカのガーナ貧困層への支援を行う「マンフィーと青年基金」のチャリティイベント参加などを通じて、児童労働という問題がある事を知った。

 日本は世界6位のチョコレート消費国で、カカオ豆の70%をガーナから輸入するなど深いかかわりがある。
 「児童労働の撤廃と予防」に取り組んでいる認定NPO法人ACE啓発・広報担当の召田安宏さんから児童労働についてお話を伺う機会を得た。

 「児童労働」には、義務教育などを妨げる労働、長時間労働など健康的な発達を妨げる労働、農薬や有害物質にさらされる労働、買春・債務労働・兵士など搾取的労働などがある。
 年齢や成長に見合い、教育を受けながらの責任感や技能を身につけることのできる「子どもの仕事」とはっきり区別されている。

 児童労働を無くす取り組みの一つとしてフェアトレードがあるという。
 ACEは2009年よりガーナのアシャンティ州のクワナベ・アクワ村や周辺集落で現地パートナー団体と提携、学用品の支給などを行っている。
 このほかに、住民に対して啓発活動を行い「児童労働はよくない」ことを理解してもらう地道な取り組みを行っている。

 3年間で254人の子どもが新たに学校へ通えるようになったという。
 子どもの表情もいきいきして、親たちの意識も変わった。村全体が本当の意味で自立してきたという。

 学校へ通い友達と一緒に学ぶことは、知識を得るとともに、自分の個性に気づき才能を伸ばしていく機会。
 その先に、暮らしを良い方向へ変える知恵や工夫がある。

 話を聞き、児童労働は貧困という状況を現地の人々が自発的に変えていくチャンスを奪ってしまうのだと感じ、フェアトレードの意義を再確認できた気がした。

 「現地の取り組みの結果、児童労働が無くなった村。そこで生産されたチョコレートですと言えれば素敵ですね」「買い物は責任ある行為です」と召田さんは教えてくれた。

 (阿部峰志)

 

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