8月5日、「10万人沖縄県民大会に呼応する8・5首都圏集会」が東京都千代田区の日本教育会館・一ツ橋ホールにて開催された。
呼びかけは、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックなど。
あいにく沖縄県民大会は、台風のため延期となったが首都圏集会には多数が参加した。

呼びかけ団体の挨拶後、『犠牲のシステム 福島・沖縄』を上梓した高橋哲哉さん(東京大学大学院教授)による講演が始まった。

「犠牲のシステム」とは「或る者の利益が、他のものの生活を犠牲にして生み出され、維持される」もの。
日米安保が日本国民に恩恵をもたらしているのであれば、在日米軍基地は日本全国で均等に負担するべきだが、実際には日本国土の0・6%の面積しかない沖縄に74%が押しつけられている。まさに本土の人間の利益は、沖縄の人たちの生活の犠牲によって生み出され、維持されているわけだ。

オスプレイ配備に反対することは、オスプレイの危険性だけでなく、自分が沖縄に犠牲を強いている加害者であることを自覚し、「犠牲にする者」(ヤマト)と「犠牲にされるもの」(ウチナー)という関係を解消したいとの思いが込められている。

また高橋さんは気になることとして、「最近の脱原発デモの数万~数十万人の参加者数に比べるとオスプレイ配備反対の参加者はまだ少なく、他人事として考えている人が多いのではないか」と指摘。
そしてNOを言わなければ、構造的沖縄差別を認めたことになると訴え、私も大いに共感した。

ステージ上には黄色のジュゴンが飾られているが、そこには「オスプレイ」の文字に赤で「×」と書かれている。
反対側には墜落したオスプレイの大きな模型。これは美術大学の学生が制作したもので、オスプレイの危険性、戦争の愚かしさ、人間のおごりなどを感じさせる。

各団体、個人のスピーチの他、「沖縄エイサー」と「ジンタらムータ」のライブステージも行なわれ、集会後のデモにはアーティストもいっしょに参加してデモを大いに盛り上げた。

(臼井盾)

 

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