外務省・国防省が機密文書を公開

 世界中がイラク攻撃に反対する中、米国に追従していった日本とイギリス。
 だが、イギリスでは、「米国のプードル(愛犬)」と揶揄されたブレア政権での政策の検証が大詰めを迎えている。
 同国での検証を取材すべく、私はロンドンへと飛んだ。

 ブラウン首相の指示により、独立検証委員会が設立されたのは09年7月のこと。
 公聴会には、トニー・ブレア元首相も含め、当時の最重要人物達が次々と出席、公開の場で証言した。

 私がロンドンで会ったクレア・ショート氏もその一人。ブレア政権で国際開発大臣だった彼女は、イラク戦争に反対だった、と語る。「〝この戦争は大惨事になる。国連による大量破壊兵器査察を待つべきだ〟〝復興支援の準備もまるで整っていないし、資金もない〟…開戦前、私はブレアにイラク戦争を強行しないよう、何度も訴えました。しかし、ブレアは自分に忠実な補佐官達と事をすすめ、開戦に批判的な閣僚には重要な情報の共有すらしなかった。あの頃、閣議はまるで機能していなかったのです」。

 イラク戦争開戦後、ショート氏は大臣を辞任した。その後、10年2月検証委員会による公聴会で、3時間半にもわたり証言。なおも自己弁護に終始するブレア氏を「嘘つき」と痛烈に批判した。

 公聴会について「非常に満足のいくものでした。オープンなものでしたし、私は言いたかったことはすべて言えた」とショート氏。また検証委員会が、機密文書の開示を行っていることも「意義深いこと」と。「開戦前、イラク攻撃を思いとどまるよう、私がブレア氏に宛てた書簡も、機密解除され、検証委員会のホームページで公開されています」。

「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」 
  〒171-0033東京都豊島区高田3-10-24 第二大島ビル303
   Email:office@iraqwar-inquiry.net
   電話:090-9328-9861(志葉)

 (続きは本誌1310号でご覧ください)

 

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