総額127万円の助成を決定

 12月12日都内にて、一般社団法人アクティオの2010年度助成選考会が開催された。
 昨年に続いて2回目の今年は、助成枠を150万円に拡大。応募は7事業、総額200万円以上となった。

 午前10時、司会の開会宣言を受けて代表理事の水澤努さんが挨拶。
 「昨年に続いて今年もたくさん応募していただきありがとうございます。私たちの助成活動を通じて有意義な活動が増え、少しでも社会貢献につながっていけばと思います」。

 続けて2009年度助成受賞者から活動報告。
 IMAGINE代表の小田切隆一さんは、助成金50万円を活用して総額90万円弱のバイオディーゼル発電(廃食油発電)用の中古発電機を購入。
 この発電機は10月に名古屋で開催されたCOP10関連のイベント「じぶん条約ライブ」でデビュー。
 環境や平和をテーマとする様々な野外イベントで活躍し始め、同時に地元長野県ではBDFの精製業者との連携も生まれたと報告した。

 同じく50万円の助成金を獲得した虔十の会は、当日一大イベントである高尾山天狗トレイルを開催したため欠席。
 助成金はCOP10関連のキャンペーンやイベント開催のために提供されたので、そのプロセスを共にした小田切さんが代理となり、生物多様性じぶん条約キャンペーン、ホットスポッターズ・ミーティング、HAPPY LINKアクションなどの精力的な活動に助成金が活用されたと報告した。

 そしていよいよ2010年度の選考会。
 くじ引きでプレゼンの順番が決まり、申請した7事業の代表者が次々とアピール。
 ①台風による水害で損害を受けたフィリピン・Maasin村のリンク図書館整備(20万円)、②建設中の大間原発の敷地内「あさこはうす」でロック・フェスティバルを開催する「大MAGROCK」(50万円)、③化石燃料や原子力から再生可能エネルギーへ転換を呼びかける「エネルギーシフトを考えるデータバンク」(20万円)、④フィリピン・Maasin村の就学支援のための事前調査(38万円)と、それぞれの事業への助成を訴えた。

 昼食をはさんで午後は、⑤水源林・里山保全のための間伐・枝打ち・下草刈りの道具を購入したい「水と森の保全を考える・わわうそ倶楽部」(約17万円)、⑥埼玉県越生町でボランティアを中心に取り組む学習塾「おごせ寺子屋の会」はコピー機を(20万円)、そして最後に⑦昨年に続いて限界集落で次世代に繋ぐナラの森づくりに取り組む「やどりき水源の森ワーク」は薪割り機(50万円)の必要性をアピール。

 各プレゼンは7分、質疑応答を含めて15分行われ、選考委員であるアクティオ会員からは活発な質問が行われた。
 そしていよいよ投票。
 選考委員はそれぞれ異なる企画に3票を投じ、Aコース(20万円未満)から2企画、Bコース(20万円以上30万円未満)から2企画、Cコース(30万円以上50万円未満)から1企画選ばれる。

 集計が終わり、申請した人たちはみな緊張した面持ちだ。
 コースの繰り上げ当選などを含めて投票数順に以下の結果となった。
 「おごせ寺子屋の会」、「水と森の保全を考える・わわうそ倶楽部」、「エネルギーシフトを考えるデータバンク」、「大MAGROCK」、そしてMaasin村のリンク図書館整備の総額約127万円。
 助成を獲得した人たちへ大きな拍手が送られた。

 残念ながら今年度の助成からは外れた事業を含め、選考会自体が社会活動の交流の場となり、参加した全員にとって有意義な1日だった。

 (編集部)

 

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