朝鮮学校差別を許さず「高校無償化」即時適用求める
6月27日、東京・芝公園にて、“朝鮮学校差別を許さない!「高校無償化」即時適用を求める市民行動“(集会とデモ)が行われた。
4月30日、文部科学省は31の外国人学校、インターナショナルスクールなどを高校無償化の対象と発表する一方、朝鮮学校は除外した。
政府は「外交ではなく教育の問題」という。
しかし除外のきっかけは中井洽拉致問題担当相が、朝鮮学校を対象から外すよう文部科学相に要請したことだった。
いくら北朝鮮が独裁国家であったとしても、日本で生まれ育ち、日本社会で生きている子供たちに対して差別的な扱いをするのは日本人として恥ずかしく思う。
集会に参加していた日本の大学生は、朝鮮学校のみを「高校無償化」の対象から外していることについて街頭でアンケート調査を実施。
その結果、多くの人が朝鮮学校のみを対象外にしているのは、おかしいと答えていたと報告。
しかし一般のマスコミにはそのような論調が少なく、世論形成が不十分ではないかと指摘した。
集会後は芝公園から常盤橋公園までデモ。
途中で右翼系の団体が罵声を浴びせる場面もあったが、朝鮮学校の生徒さん及び若いお母さん方は、大きな声で「差別主義反対、排外主義反対」と“応戦”。
誰にでも言論の自由はある。
しかし政府によって教育の機会を差別され、それに抗議して平和的なデモでアピールする人々に罵声を浴びせるのでは、人として悲しくないか。
国連人種差別撤廃委員会が、朝鮮学校のみを対象外としたことに懸念を表明するなど国際的批判もある。
この問題は、私たち日本人自身の問題でもある。
(臼井盾)

