鳩山政権から菅政権へと移行する中で、いろんな法案が審議未了なまま参議院選挙に突入…
 民主党としては、菅政権で支持率が高いうちに選挙やっちゃえー!てことなんでしょうね。
 個人的には、これまでのアセスからすればかなりマシな「戦略的アセス法案」が6月に審議中だったので、今後どうなるのか気にしているところ。

 わたしのように、豊かな自然を守ろうと自然破壊の現場で取り組みをしている人がいつもぶつかる問題は法律。
 たとえば、高尾山はかつて環境アセスが行われているけれどトンネルを作ることを前提にした事業アセスメントで、高尾山にない植物が記載されていたり、あるものがなかったりとめちゃくちゃ。

 ちゃんと第三者的立場の学者さんが入った丁寧なアセスをもう一度やり直し、トンネルの是非を問いたいと思っても、そういう法律がないから無理…新しいアセス法ができてもさかのぼって適用してもらえない。
 だったら、さかのぼって適用できる法案を作ってくれる国会議員を送り込めばいいんじゃない?

 国会議員は英語だとLaw Makers。わたしたちの法律を作る人ってこと。
 こんなエコな法律作って!と聞いてみてOKな人を国会に送りこみたい。
 そもそも、選挙になるとみんな「地球に優しい」って急に言い出す。
 つまりは、環境政策にどういう態度を取るのかが、今は票につながる時代。

 「地球に優しい」ったって、「どんなふうに?」と突っ込んで聞いてみたいものだよね。
 候補者が言っている「地球に優しい」を見える化しちゃったのがエコ議員つうしんぼ。
 25のエコ法案に対し、「わたしが国会に提出しましょう」が4点、「じぶんではできないけれど提出されたら賛成」が3点、「いろんなしがらみがあってできない」が2点、「法案に反対」が1点、無回答が0点というしくみ。100点満点の人でるかな?

 今、大問題の辺野古、高江、高尾山、上関原発をはじめ、錯綜中の八ッ場ダムなど自然破壊現場についてや、「原子力基本法と発電行政の見直し」「環境裁判所」「第一次産業の建て直し10ヵ年計画の策定」「農薬ネオニコチノイドの規制」「ペット購入資格審査の厳格化」などなど立候補者が、それぞれの問題にどんな態度をとるのかが一目瞭然。

 エコ議員つうしんぼの目的は、まず本当にエコ政策を実施してくれるのは誰?と投票の目安にできること。
 もうひとつの目的は、NGOやNPOなど市民運動が、当選者に「約束を守って!」と話に行くときの参考資料になること。

 たとえば高尾山トンネル問題について、前回の総選挙のときは、「提案可」が15人、「賛成」が27人当選。
 選挙終了後、さっそく資料を持って議員周りを開始し、高尾山トンネル問題に協力してくれる議員をたくさんゲット。

 上関原発や六ヶ所再処理問題、高江、辺野古に取り組む個人や団体が、エコ議員つうしんぼを参考にたくさんの議員たちと話をした。
 国会ってなんだか敷居が高くて、一般庶民にとってはあまり近寄れない、あるいは近寄りたくないイメージがあるかもしれないけれど、本当は気軽にホイホイ行ける場所にしなくちゃいけない。

 ある議員がこんなふうに言っていた。
 「みんな政治家は何でも知っていると思っているかもしれませんが、実は何も知らないんです。官僚からしか説明を受けないから本当のところ何が起きているのかわからない。教えに来て欲しい」。

 エコ議員つうしんぼは、みんなと国会をつなぐ橋になればいいなと思いながらやっています。
 将来的には、エコ議員つうしんぼでの回答が投票に大きく影響するので、候補者は必死で答えるってとこまで持っていきたいな。

 じぶんの選挙区の人がどんな回答をしているかチェックしてください。
 もし、回答していない候補者がいたら「ちゃんと答えて!」と電話してください。エコ議員つうしんぼを、みんなの力で育てて!

さかた・まさこ▼ツリーハウス作りなど自然と人間の共存を考えながら高尾山の自然を守る環境NGO「虔十の会」代表 http://homepage2.nifty.com/kenju/

(本誌1305号掲載)

 

 

One Response to 7月11日参議院選、エコ議員つうしんぼを参考に! 坂田昌子

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