イラク・ファルージャからジャシムさん緊急報告
4月22日、イラクから来日したワセック・ジャシムさんの緊急報告会が東京で行われた。
ジャシムさんは、2004年11月に起きた2度目のファルージャ総攻撃直後に米軍から返還された遺体を撮影、世界中に衝撃を与えた。
それは直視することさえままならない大変ショッキングな映像だったが、それ以上に考えさせられることが多かった。
米軍が使用した白リン弾を浴び皮膚が溶けた遺体や、「謎の兵器」が使われた恐れのある遺体もあった。
さらにファルージャでは、目や鼻の穴がひとつになったり、脳が頭から露出するなどの先天性形成異常を持つ新生児が増えている。
劣化ウラン弾の影響も考えられるが、高濃度のダイオキシン汚染も報告されている。
ガンや白血病の子どもたちへの医療支援に必死に取り組んでいる人たちがいる一方で、「非人道的兵器」を平気で使用し続けることに愕然とさせられた。
イラクでは米軍による人権侵害も日常的だ。
ジャシムさんの兄弟は冤罪だったにもかかわらず2年以上も拘束された。
その際、抗議したジャシムさんまでもが逮捕され暴行された。
民間の「警備会社」の社員は、威嚇射撃をしながら街に入り、家々に侵入し家具を破壊、現金を持ち去る。耳を疑いたくなる話ばかりだった。
またイラクにおける航空自衛隊の輸送データを分析すると、ちょうどファルージャ攻撃の時に多くの米兵を輸送していることが分かったという。
日本がイラク戦争という犯罪行為に関与したと改めて感じざるを得なかった。
臼井 盾

