麻生邸ツアー弾圧事件に対し国賠訴訟
2008年10月26日、「麻生首相のお宅拝見ツアー」の参加者が、警官の指示どおり歩いていたのに突然逮捕され、10日間勾留される事件が起きた。
その模様はインターネット上の動画サイトにアップされ、これまで累計20万回にわたって再生された。
動画を見れば公安警察官が一方的に「公務執行妨害」を演出し、逮捕したことが明らかだ。
逮捕された3人の被害者と家宅捜索を受けたフリーター全般労組は、2月26日、東京都(警視庁)と国(勾留状等発行者である裁判所)を相手取って国家賠償請求訴訟を提起した。
同日この問題をアピールしようとデモと記者会見が行われた。
午前10時、日比谷公園に集まったのは約30名。参加者の年齢層は若く、出発前から熱気充分だ。
冒頭、訴訟代理人の川村理弁護士が「たったいま訴状を提出してきた」と報告。表現の自由を侵害する公安条例の違憲性を含めて、権力の暴走に反撃していくことを訴えた。
デモコースは、通常なかなか許可されない官庁街の中心部。そのせいか同行する公安警官は20名以上。
メガホンが参加者の間を回される。伝統的なシュプレヒコールに混じって「マスクしても公安だってバレバレだぞ~」などの声も。
皇居・桜田門前を回って、警視庁前で立ち止まって抗議。法務省の赤レンガ庁舎前を通過し、東京地裁前に到着した。
デモ後の記者会見にはマスメディア15社が参集。
今回の事件後、市民メディアの映像撮影に対する規制強化の動きも出ている。
庶民の目で警察・司法を監視していく必要があると決意を新たにした。
野本陽吾(エコアクションかながわ)
