山で遊ぼう 都市から見える森林 山口雅弘(水と森の保全を考えるかわうそ倶楽部)
6月7日、東村山市中央公民館において、『遊ぶ!レジャー林業』の著者、羽鳥孝明さんの講演会が行われた。主催は水と森の保全を考えるかわうそ倶楽部。東京、埼玉、神奈川などで森林保全に取り組む6団体・個人が集まった。
羽鳥さんは、埼玉県内の高校で教員をつとめるかたわら、1987年に「浜仲間の会」を立ち上げ、西多摩で「レジャー林業」を実践してきた。
「素人はしょせん素人であり、どうやってもプロにはなれない。このスタンスに徹底してこだわることにより、私のような都市住民が山仕事で遊び続ける立脚点が見つけられると思っています」が持論。
最近は、山の親父(長い間林業に従事してきた名も無き人々のこと)を訪ね、山仕事についての聞き取り・記録作業に取り組んでいる。
羽鳥さんは、20年以上にわたる「レジャー林業」の経験から、都市住民が山村に入ることのメリット・デメリット、山村と都市との交流のポイント、グループの在り方などを語った。
「もともと私は、ボランティア活動をやろうと考えて山仕事をはじめたわけではありません。自分がやりたくて、楽しみたくて山仕事を始めた。その出発点を大事にしたいのです」
「森林で楽しく遊ぶこと、人と楽しく遊ぶことをまず大切にしたい。その結果、林業のことを考える人が増えたり、山がわずかでもきれいになればそれでいい」
講演後は質疑応答や交流会。様々なグループや個人との交流はとても刺激的であり、これからの森林保全の方向性を考えるうえで大いに参考となった。新たなネットワークができたことも大きな成果だった。

