6月13日の午後1時から、第2回「ゆんたく高江」を千駄ヶ谷区民会館で開催。沖縄高江の米軍ヘリパッド建設について知ってもらうイベントです。夜8時まで行われ延べ300名が参加しました。

 ステージ上ではライブやトーク、ミニシアターが。周りのカフェ・コーナーではランチを食べたり、ゆんたく(おしゃべり)する。展示ブースでは高江の写真や資料を見ている人もいて、ちゃんぷるー(ごちゃまぜ)な雰囲気。それぞれが思い思いの時間を過ごしていました。

 私は途中からイベントの実行委員会に参加。東京中野にある「素人の乱12号店」でのミーティングに、終電時間ヒヤヒヤの思いをしながら通いました。しかしとても素敵なイベントになり、呼びかけ団体としては達成感で一杯です(私が関わったのはほんの一部ですが)。良かった点は次の3点です。

 ①バンドの皆さんが、米軍基地問題に揺れる沖縄や高江に何らかの接点や関心を持っていたこと。そしてその想いをMCに入れたり、サダさんの曲『ヘリパッドベリバッド』のようにストレートなメッセージとして発信していたこと。

 ②今回のイベントは「知ってもらうこと」から「高江に行くきっかけにしてもらうこと」が目標。そこで「高江に行こうコーナー」が設けられ、高江に何度も通っている若旦那ことイチローさんが、高江への行き方、宿泊施設、「座り込み」とは何かなど、詳細な情報を提供。

 「関心はあっても、沖縄に行くのは大変そう」→「問題自体を忘れてしまう」。そんなよくあるパターンを壊すために、誰でも行けるよう手ほどきする手法です。辺野古ツアーを企画している私達にも大いに参考になりました。

 ③米軍と隣あわせに暮らすことの異常さ、そしてやんばるの森の美しさと自然の中での暮らし。相異なるものが並存している高江の現状がDVD上映や高江住民の話を通じ、リアルに伝わってきました。これが何よりも良かったことです。

 私は3度ほど高江に行ったことがありますが、滞在時間が短いためヘリ飛行や工事をめぐる攻防に遭遇したことはありません。むしろ、やんばるの森の壮大さに魅せられ、安次嶺現達さんの店「カフェやまがめ」で、のんびり亜熱帯の雰囲気を楽しむばかりでした。

 しかし、高江のトディさんが語っていたように、本当に怖いのはヘリの騒音や米軍車両の暴走ではありません。米国本土から来た純朴な若者が、やんばるの森にある訓練場で、戦争を担う「殺戮マシーン」に変わっていることです。

 そんな訓練場の隣で高江住民は子供を産み育て、パイナップルなど農作物を育て、「いのち」を育んでいます。この矛盾! 

 ベトナム戦争を描いた映画『フルメタル・ジャケット』の世界は、決して過去のことではなく、高江や辺野古のある沖縄では今も続いている。それを改めて実感した瞬間でした。

 最後に、グリーンアクションさいたまの報告。私たちもブースを出し、辺野古テント村に届ける「1000匹ジュゴン」折り紙を呼びかけました。おかげさまで参加者の協力によって残り200匹となりました。ありがとうございました。

 渡辺栄一(グリーンアクションさいたま)

第2回「ゆんたく高江」