新春WATERGREEN 環境達磨 元木菜々子
ど素人でも地球に貢献
「新春WATERGREEN~初めは誰でもど素人~」が1月18日、埼玉県越谷市・中央市民会館前広場にて開催された。地元の人々とつながり、若者の表現の場をつくり、地球環境の大切さを伝えるのが目的だ。
最初に中央のステージで主催者の米原草太さんが挨拶。
「皆さん、今日はありがとうございます。ど素人のためのイベントです。皆さんどんどん自分を出しきって、楽しんでください!」
手作りアクセサリー、絵のポストカード、占い、アートなどなど、21店舗がお店を広げて「ど素人」市場が始まった。
mixiでイベントを知り、応募した若い女性は「お店を出すのは今日が初めてなんです」と笑顔で作品を見せてくれた。毛糸で作った花のピアスや、天然石をアレンジしたネックレス。初めてのお客さんに感動して、笑顔で対応している。
蕎麦屋で働いている女性は、夜にコツコツつくったアート作品を展示。流木を使ったアートに小学生が見入っていた。自分で生理用布ナプキンを作って販売する女性も。ゴミとして燃やすとダイオキシンが多く出る市販のものとは一味違う。
ステージではど素人ライブ。「えいたらう」さんは「自分は人よりものすごく目が悪いことが今までコンプレックスでした。だけどそれを跳ね返して自分を表現したいと思います」とビリー・ジョエルの「honesty」を歌いあげた。
ライブ電力の一部は、環境団体「IMAGINE」が製作した自転車発電機でまかなう。子どもも大人もステージの横で、面白がって発電にチャレンジ。
会館内では、てんつくマンのドキュメンタリー映画『天国はつくるもの』が上映され、270人が参加。 元お笑い芸人で現在は環境活動家の「てんつくマン」は、映画の資金集めに7年半をかけた。途中、事務所が火事になったり、借金が増えたりしたが、1ヶ月連続フルマラソンなどで出資者を探し、何とか資金集めに成功。
「すべてはやるかやらないか、諦めるか諦めないか」。映画は沖縄を舞台にした3本のオムニバス形式で、出演者は全員ど素人。それぞれが自分のやりたいことに向かって勇気を出して挑戦し、ついに実現しちゃう物語だ。
1キロの長さのマフラーをアフガニスタンの子どもたちに届けようとする女性、ゴミの不法投棄を減らすため演劇でエコを表現する若者、沖縄から鹿児島まで舟で渡る「若き侍」たちが登場。彼らの姿に観客は、笑いながらも感動していた。
上映後、紺野大輝さんが講演。紺野さんは脳性麻痺で、医者から「一生歩けない」と宣告を受けた。しかし練習をつんでホノルルマラソンに挑戦。最初はゴール寸前で涙のリタイアをしたが、今年はついに完走した! そんな経験を元気に話す。
夢を仕事にするドリームワークカレッジ代表・田村隼人さんは、会場の若者にエールを贈る。「出来るからやるのではなく、やるからできる! 考えすぎず、まずはやってみたら可能性は生まれます」。
日が暮れると地元・東大袋小学校の生徒たちによるキャンドルナイトが始まった。最後にステージでプロアーティストの演奏。若者たちは寒さも忘れて楽しんだ。これからも楽しみながら、環境を考えるきっかけを作りたいと思う。
