「いっぱい作って、いっぱい壊して、わたしたちは何を得たのだろう…」とそろそろ振り返らなければならない時代に入っているのに、この国は、いまだ巨大開発やら土木工事が大好き。ひたすら作り続けることをやめようとしない。

 一度決定したことは、何が何でも、時には司法さえも無視して工事を強行する姿は、経済効果や雇用対策のためではなく、ゼネコンのためとか、官僚たちの面子のためでしかないような気がする。おかげで日本中、大問題だらけ。

 東京の高尾山では、裁判で係争中なのにむりやり行政代執行、生物多様性の山を破壊するトンネル工事を強行。沖縄の泡瀬干潟では、「経済的合理性は認められない」との那覇地裁判決を無視して、サンゴの海に土砂を入れる工事を強行。沖縄の東村高江では、米軍のヘリパッド基地からヤンバルの森を守ろうと座り込む住民たちを通行の邪魔だと訴える。もう国は、やりたい放題。

 泡瀬干潟に関し「司法までも無視するのか!?」とのマスコミの問いに、「国のやることに司法が口出しするのはいかがなものか」と答える官僚。ここに、公共事業や巨大開発に関する彼らの態度が凝縮されている。「国のやることには誰もいちゃもんつけるな!」ってわけだ。

 どうしてこんなことになってしまったのだろう? 大切な自然や国土が、むちゃくちゃにされていくのをこのまま指をくわえて見ているしかないのか? このご時勢に、無駄なお金を湯水のごとく使いたい放題させていていいのか? そんでもって借金や環境破壊というツケは、すべて未来の世代に払わせるなんて冗談じゃないよ!

 「もう、限界!いいかげんにしてー」というわけで、東京・高尾山トンネル、沖縄・泡瀬干潟のリゾート開発、沖縄・東村高江の米軍ヘリパッド基地建設、群馬・八ッ場ダム、青森・六ヶ所村再処理工場、山口・祝島の上関原発の6つの大問題に取り組む仲間が、「何でもない人たちが解決のためにできること」をコンセプトに、イベント開催を決定。

 もちろん、これまでさまざまな問題をテーマにイベントや集会が開催され、多くの人に矛盾を伝えてきたが、起きている問題を暴露しているだけではもう間に合わない! 具体的にどうすればいいのか? 専門家でも政治家でも著名人でもない人に何ができるのか? それこそが問題。

 「マスコミはちっとも報道してくれない…」「政治家なんてあてにできない…」とぼやいてるうちに(確かにそういう問題もあるけれど)、永田町政治家たちの力はどんどん後退し、霞ヶ関官僚たちはやりたい放題になっているのが現実なのだから。

 マイはし、マイカップ、マイバックの次は、マイマスコミやマイ政治家をゲットしなくちゃ! 「バカ環」では、マスコミ現場記者や政治家もまじえた「ぶっちゃけトークセッション」でみんなができるアクションを提案。これ以上自然を壊し続けることを止めるには、どうしたらいいのか、その〈HOW TO〉をみんなでシェアするのが目的。

 運動のための運動や反対のための反対は、もういらない。だから政治にうとくってもOK! 人間にうとくないならば。

LIVE&TALK「バカでもできるもん!! 環境作戦会議」

【時間】3月15日(日)12時開場、13時開始
【場所】上野水上音楽堂
【主催】環境作戦会議
【参加費】1000円
【出演】マエキタミヤコ(サステナ)・内田剛(詩人)・菊川慶子(六ヶ所担当)
    冨田貴史(祝島担当)・KEN子(高江、泡瀬干潟担当)
    坂田昌子(高尾山担当)・北村尚紀(週刊SPA!)
    お忍びで来る政治家さん・お忍びで来る新聞記者さんand more
【LIVE】RabiRabi×PIKO・風義・ゆめやえいこ・KEN子and more

(1285号 2009年2月10日発行)

LIVE&TALK「バカでもできるもん!! 環境作戦会議」