米軍司令部なくてもええじゃないか!

 テンテケチンドンと鳴り響く鐘太鼓。華やかな装いのちんどん一座を先頭に、「ええじゃないか、ええじゃないか。司令部なくてええじゃないか!」とリズミカルなコールが米陸軍キャンプ座間前に響く。

 2007年12月19日、米第1軍団前方司令部がキャンプ座間に発足。それから1年経った12月20日、神奈川県座間市で「この街から戦争に行くな!12・20座間行動」が行われ、県内外から300人以上が参加した。主催は神奈川平和運動センターなど。

 デモに先立ち、神奈川平和運動センター事務局長の加藤泉さんが主催者挨拶。「今年は横須賀に原子力空母が配備されたが、我々は地元に根ざした運動に力を入れてきた。今日は基地を抱える各地から人々が集まり、全関東的な取り組みとなっています」。

 新司令部設置に抗議し、週1回の座り込みを3年間続けている「バスストップから基地ストップの会」の高久のぞみさんは、「キャンプ座間からの司令でイラクに米軍部隊が派遣されることは許せない。基地がなくなるまで頑張る」と決意を語る。

 横須賀基地への原子力空母配備の是非を問う住民投票条例案の請求運動について「いらない!原子力空母の会」の牧嶋とよ子さんは、「議会で否決されたが、2回の住民投票請求運動を通じて、地元住民の意識は変わった。タブーとなっていた話題を語り合えるようになった。放射能の危険に脅える生活は嫌。私たちの街は戦争に荷担したくない。この思いで頑張り続ける」とアピール。

 集会後、相武台駅前から米陸軍キャンプ座間へ向けデモ。「ごめんだ!基地の街」のプラカードを掛け、滑稽な動きで通行人にビラを手渡すパントマイムの男性。ピエロが吹き出すシャボン玉は日差しに輝き、子ども達が追いかけている。

 にぎやかなちんどんの音色と、「第1軍団司令部は出て行け」「この街から戦争に行くな」のコールが響く中、キャンプ座間正門前で代表団が申し入れ。相模補給廠で続く戦闘訓練や、相模川河川敷へのヘリ不時着事故など、市民生活を脅かす事態が相次いでいることに抗議した。

 クウェートに派遣された在日米軍司令部所属部隊の撤退も要請。日米安保で定められている極東条項の範囲を逸脱する行為だからだ。

 さらにイラクに配備される第1軍団司令部・戦闘チームとキャンプ座間の第1軍団前方司令部との関係を明らかにすることを要請し、代表団はフランシス・ワーシンスキー少将(前方司令部司令官)宛ての申し入れ書を手渡した。

この街から戦争に行くな! 座間行動