バングラデシュ 紛争下の女性たち シビックアクション千葉 森田一成
少数民族への深刻な人権侵害
11月15日、バングラデシュの先住民を招いてのトーク・イベント「バングラデシュ 紛争下の女性たち―ベッキー・トリプラさんと語る夕べ」が千葉市のカフェ・アースで開催された。主催はジュマと歩む会。
スピーカーのベッキー・トリプラさんは、チッタゴン丘陵に住む先住民族・ジュマ出身。また、同地域カグラチャリ県のNGO・カグラプール女性福祉組合のディレクターを務めている。
ベッキーさんは、バングラデシュで今なお繰り返されている多数派のベンガル人によるジュマへの人権侵害、とくに女性に対するレイプ等の暴力について告発。「問題の根本には貧困と伝統的に女性の地位が低いことがある。そして先住民族ジュマへの偏見・差別が深刻な事態をもたらしている」と指摘。またノーベル平和賞を受賞したバングラデシュのムハマド・ユヌス教授が「先住民の人権侵害について一言も発言していない」と批判した。
一方で展望も語られた。民族の垣根を越えて、女性NGOの全国的なネットワークがつくられたこと。その活動によってレイプ被害者がサポートを受けられるセンターが建設されたこと。さらには裁判を起こし勝訴したケースも報告された。
参加者は在日ジュマ人が料理したカレーやチャイなど美味しい料理を食べながら熱心に耳を傾けていた。
