高尾山の天狗は怒っている 行政代執行に対する抗議声明
高尾山トンネル工事に反対するデッキが代執行された当日、高尾山を守る自然保護団体が抗議声明を発表した。ここに全文を掲載する。
今、不当な代執行が宣言された。我々は代執行を認めません。
代執行を直ちに中止することを要求する。ここに宣言する。
代執行のみなさんに忠告する。
高尾山の山の神、地の神、水の神は、あなた方の行為を許さないだろう。
天罰がくだろう事をまず、警告する。
八王子城跡、高尾山を貫く圏央道工事はすでに失敗しているのです。
これから示す事実は無謀な圏央道工事、八王子城跡、高尾山を貫く圏央道工事を告発している。
1999年から始めた圏央道八王子城跡トンネル工事。国史跡にトンネル掘る無謀な計画に文化庁が出した許可条件を守ることができず、国指定の史跡八王子城跡の象徴ともいえる御主殿の滝をからしてしまった。今も破壊したまま原状回復していないのです。原状回復できないほど破壊してしまった八王子城跡、いつまでに元に戻すのか明らかに出来るのなら明らかにしてもらいたい。いますぐ文化庁の許可条件をまもって原状回復措置をとることを強く要求する。
圏央道工事による破壊行為はこれだけにとどまらない。
八王子ジャンクション工事では換気塔、喚起所の構造物が傾き、50センチ以上の段差と、いたるところでひび割れが現に起こっており、危険極まりない状態が続いている。
我々の警告を無視した急カーブの八王子ジャンクションで昨年6月の開通直後から交通事故が多発した。
そして今この場でも高尾山の環境破壊が続いている。
圏央道のトンネル工事による被害は高尾山に続く奥高尾で起こった。城山八王子トンネル工事による奥高尾の支流、榎窪川下流でたび重なる枯渇が今も続いている。
昨年3月には巨大な税金を投入した城山八王子トンネルの坑口で信じられない土砂崩落事故を引き起こした。見てご覧なさい。坑口は無惨にふさがれてしまっているではないか。
高尾山トンネル工事で私たちの予想が的中し、ここ高尾山トンネル南坑口の沢で沢涸れを起こしているのです。すでに7回目を数える。今ここで沢涸れが起こっているのです。
さらに、今年の3月、直径5メートルのシールド掘削工事の先端区域、高尾山の妙音谷の沢涸れという取り返しのつかないことが起こった。
いま、高尾山は警告を発している。高尾山の山の神、高尾山天狗が真っ赤になって怒っているのです。
ミシュランの三つ星に富士山と共に選ばれた国定公園高尾山。都民のオアシス高尾山、憩いを求めて。いやしを求めて。清涼を求めて。年間250万人が訪れる自然豊かな高尾山をこのまま後世に、子どもたちに、子々孫々まで残すために、私たちは活動しているのです。そして、こうして抗議しているのです。圏央道工事で、国の税金で、無駄な公共事業で、国定公園高尾山を破壊することは許されません。
私たちは改めて警告しておきます。代執行をやめなさい。高尾山を壊してはなりません。声をからして抗議する。
八王子城跡、高尾山をまもる自然保護7団体
高尾山自然保護実行委員会
高尾山の自然をまもる市民の会
高尾自然体験学習林の会
国史跡八王子城とオオタカを守る会
高尾・浅川の自然を守る会
虔十の会
地権者の会・むささび党
