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  Topics(1面)

・アースデイの原点はカウンターカルチャー
地球の未来へ向けてShift Green

 4月19、20日の2日間にわたり東京代々木公園で「アースデー東京2008」が開催された。参加者は過去最大の12万5000人、団体や企業の出展は370組以上の大イベントとなった。
 今年のテーマは「Shift Green」。「エネルギー」「食」「農」にスポットを当て、社会のあらゆる領域でグリーン化を押し進めることをめざす。アースデーは東京だけでなく全国津々浦々10ヶ所以上で並行して開催され、5月以降も様々な地域で予定されている。世界170カ国以上の国々でも関連行事が行われている。

 

  Interview(2~3面) 

・「幸せって、なんだっけ」と立ち止まって考えよう
カルチャー・クリエイティブの時代がやってきた
 辻信一さん

 グローバリズムがもたらしたのは格差拡大と環境破壊だけではない。経済的繁栄のなかですら、人々は幸福を実感できない。文化人類学者で同時にアクティブな環境運動家でもある辻信一さん。GNP神話にとらわれない、「もう一つの生き方」について聞いた。

 

  Reports (4〜5面)

・環境と人権は多くの人々の共通テーマ
国内最大の環境イベント「アースデイ東京」に12万5000人

 エネルギー・食・農をテーマに「アースデイ東京2008」が、東京代々木公園で開催された。環境イベントを謳うだけに、運営にもコンセプトがはっきりと現れている。
 会場のイベントで使う電力は、使用済みのてんぷら油を再利用したバイオディーゼルや、太陽光発電で供給。アースデイキッチンでは遺伝子組み替え食品を使わない料理を販売。
 オリジナルマイ食器も販売され、使った食器の汚れは下水道に流さないよう布などで落とす。フードブースではリユース食器を使い、返却所に持っていくと100円が返ってくる仕組みだ。イベントで出るゴミの多くは食器類だけに有意義な試みだ。

 

・全国の反基地運動が連携して「人間の鎖」
「ストップ米軍再編」防衛省包囲行動
 エコアクションかながわ 野本陽吾

 全国各地で進む軍事基地の強化を阻むべく、4月6日「ストップ米軍再編! 防衛省『人間の鎖』」行動が行われた。
 企画したのは沖縄の「ヘリ基地反対協議会」「沖縄平和市民連絡会」「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」。65団体が賛同団体となり、約550人が参加した。

 

・いつまで沖縄に基地を押し付けるのか
沖縄県民大会の決議を実行させよう! 東京集会
 グリーンアクションさいたまピースアクションチーム 星野歩

 4月14日、東京永田町の星陵会館で「全国に! 世界に! 届け沖縄の声! 『米兵によるあらゆる事件・事故に抗議する沖縄県民大会』の決議を実行させよう! 4・14東京集会」が開催された。主催は3・23沖縄県民大会実行委員会。
 この日、基地を抱える市町村長、議会議長ら約50名が沖縄から上京。防衛省、外務省などへ大会決議の実行を求めて要請を行うためだ。

 

    Opinion(6~7面)

・原発の温排水は大量のCO2を海洋から放出させる
温暖化対策に逆行する原発輸出をストップしよう
 STOP!劣化ウラン弾キャンペーン 久保田誠
 

 地球温暖化の防止に向けた京都議定書は、今年からいよいよ排出ガスの削減実行期間に突入した。日本は2012年までに1990年比でマイナス6%削減する義務を負っている。しかし実際には京都議定書の成立・批准後も日本の排出は増え続け、06年には90年比でプラス7%に増加。削減義務達成は事実上困難な見通しだ。
 こうしたなか政府は3月28日、「京都議定書目標達成計画」の全面改訂版を閣議決定し、「発電過程で二酸化炭素を排出しない原子力発電については、地球温暖化対策の推進の上で極めて重要な位置を占める」と明言した。
 原発推進によって温室効果ガス削減の遅れを補おうとする日本政府のエネルギー政策を抜本的に覆すことが問われている。

 

   International (8面)

・両手足を失ったサバイバー(被害者)が来日して訴えた
クラスター爆弾は現存する兵器の中でもっとも恐ろしい

 グリーンアクションさいたま 渡辺栄一
 

 クラスター爆弾禁止を訴えて来日したセルビア人、ブラニスラブ・カペタノビッチさんの講演が、4月19日カタログハウスホール(新宿)で開催された。主催は地雷廃絶日本キャンペーン(JCBL)。クラスター爆弾によって両手足を失ったカペタノビッチさんの来日を連日マスコミが報道するなか、会場を埋め尽くす約100人が参加。生々しい被害体験に耳を傾けた。

 

  Review (9面)

・映評『パレスチナ1948 NAKBA(ナクバ)』(広河隆一監督作品)
殺し殺される連鎖を断ち切る日はいつ訪れるのか
 飯塚今日子
 

 この映画は、フォト・ジャーナリスト広河隆一が監督・撮影したドキュメンタリー。パレスチナ人にとって「ナクバ」は、ちょうど60年前の1948年に起きた大惨事を指す。ユダヤ人によってイスラエル国家が誕生し、パレスチナ難民70万人以上が発生した。

 

・『ヒトはどのようにしてつくられたか』(山極寿一・編 岩波書店)
心の進化から解き明かす「われわれは何処からきて何処へいくのか」
 高野悟
 

 「人とは何か?」を問う場合、これまではDNA解析など主に生態学・生物学的な解明が行われてきた。これに対しゴリラの研究で知られる編者は、社会や心のあり方を進化の視点から解明しようとしている。

 

  Close Up (10~11面)

・映画『靖国 YASUKUNI』上映をめぐるドタバタ劇
良いも悪いも観てからしかはじまらない
 編集部 温井立央 

 中国人映画作家・李纓(リ・イン)監督が、靖国神社を中心に10年に渡って撮ったドキュメンタリー映画『靖国 YASUKUNI』。今、この映画が大きな論議を巻き起こしている。
 本来なら4月12日に公開されるはずで、私も楽しみにしていた。しかし予定していた5館の映画館全てが公開中止を決定。理由は「近隣施設に迷惑がかかるから」。右翼による脅しを恐れてのことだ。現在は全国21館での上映が決まっているが、当初は上映自体が危ぶまれた。

 

・ダンボールコンポストで野菜作り
とっても簡単!今日から始める「半農半X」
 斉藤円華(30代 ライター)
 

 以前本紙で「ダンボールコンポスト」の記事を読んでから、僕も真似して始めてみた。半年前のことだ。
 年が明けてから多摩に小さな庭の付いた一軒家を借り、同居人と鍬を握って庭を耕して野菜を育てている。その肥料供給源として大活躍しているのが「ダンボールコンポスト」だ。