エコロジー村で山桜とコナラの植樹 かわうそ倶楽部 松浦雅明
針広混交林の育成を
3月23日、東京・八王子恩方のDAIGOエコロジー村で、50本近くの植樹が行われた。
東京都の「花粉発生源対策事業」としてエコロジー村では、2月から0・5haの針葉樹林を伐採。3月中旬には、伐採がほぼ終了していた。
朝9時に集まったエコロジー村会員と「水と森の保全を考える かわうそ倶楽部」の総勢15人は、さっそく広葉樹の植樹に取り組む。樹種は山桜が20本、コナラが30本。
苗の大きさは、山桜が2m前後、コナラが約1m。10mの間隔を空けスコップとツルハシで直径・深さ40㎝ほどの穴を掘る。炭焼きで残った灰を穴にまき、苗を植える。倒れないよう麻ひもで1mほどの支柱にくくりつける。さらに3mほどの竹で支え、植樹した苗木の目印にする。
急な斜面での作業は、苗や竹の運搬が大変だ。また一部沢沿いの土地は砂利が多く、苗が根付くか不安だ。ともあれ2、3日はかかるかと思った作業も無事終了した。
昼は、囲炉裏を囲んで水団鍋。急遽、森林インストラクター萩田さんの「森林塾」レクチャーが始まる。
話を聞いて、日本の森林政策には大きな問題があると思えた。
日本の山林の4割は人工林。そのうち7割が杉や桧の針葉樹。国の奨励でつくられた針葉樹の森は、外材の輸入自由化にともなって放置された。成長した杉や桧は、花粉を大量に飛散し花粉症の原因となった。
東京都の「花粉発生源対策事業」の一つである広葉樹植樹。広葉樹は針葉樹に比べ保水力も高い。しかし一切の針葉樹を伐採する都の「皆伐」方式には疑問が残る。必要な針葉樹を残し、針広混交林の育成を目指すべきではないだろうか。
