沖縄ジュゴン訴訟報告会 東恩納琢磨さんを囲んで グリーンアクションさいたま ピースアクションチーム 星野歩
国際基準の環境アセスでジュゴンの海を守ろう
3月15日、中野ZERO西館にて「ジュゴンイラスト・写真展―沖縄ジュゴン訴訟報告会 東恩納琢磨さんを囲んで」が開催された。主催はジュゴン保護キャンペーンセンター。会場にはジュゴンのイラストや、大浦湾のさんご礁の写真が展示された。
日本政府は、絶滅危惧種のジュゴンが生息する辺野古海域を埋め立て、新しい米軍基地を作ろうとしている。沖縄県名護市で民宿「ジュゴンの里」を営む東恩納さんは2003年9月に「ジュゴン訴訟」を開始。日米の環境保護団体、個人、そしてジュゴンが原告となり、「普天間代替基地建設計画」の中止を求め、アメリカ国防総省と国防長官を相手に裁判を行った。今年1月24日、サンフランシスコ連邦地裁で被告側敗訴の判決。
判決は、米国防総省に当事者としての責任を認め、文化財保護法の観点からジュゴンへの影響の回避を求めた画期的なもの。基地建設に反対する多くの人が喜びに湧いた。
通訳を務めた吉川秀樹さんと東恩納さんが裁判の詳細を報告。
当初米国防総省は、普天間代替基地の建設主体は日本政府であるとして棄却を要求。しかし米国側が提出した資料によって、代替基地建設はむしろアメリカの要求を受け入れる形で進められてきたことが明らかとなった。判決は日本政府にも圧力となるはずだ。
東恩納さんは「今後、日本政府に圧力をかけること、きちんとしたアセスメントを行わせることが重要」と力説。
「闘いは楽しみながらやりましょう」と語る姿を見て、私もできることを精いっぱいやろうと決意を新たにした。
折しも同日、防衛省は沖縄県側に「環境影響評価(アセスメント)」を再提出した。しかし県が求めるジュゴン調査の複数年実施や、ヘリなどの飛行経路、訓練形態などは明らかにされぬままだった。
本土では報道されないが、現地では今でも海上監視行動、浜辺での座り込みが続いている。建設を前提として「環境アセス」を進めることは断じて許せない。国際基準の環境アセスを行わせ、ジュゴンの海を守っていきたい。
