くぬぎ山で恒例の落ち葉掃き グリーンアクションさいたま 千葉宗作
落ち葉で堆肥を作る地域の伝統農法
2月17日、埼玉県所沢市の通称「くぬぎ山」雑木林内で、グリーンアクションさいたまによる恒例の落ち葉掃きが行われた。一週間前に降り積もった雪はすっかりとけ、コナラの落ち葉がびっしりと地面を覆っている。その落ち葉を一か所に集めて堆肥作りを目指す。
落ち葉を集めて積んでおくための「堆肥場」も林の中に作ることにした。伐採したマツを1メートルの長さの丸太に「玉切り」し、柵のように並べて三方を囲い、コの字形にして落ち葉を集めておく。
早速作業に取りかかろうと、メンバーの一人がチェーンソーのエンジンをかけるがなかなかかからない。「燃料を入れっぱなしにしたからだね」と仲間が指摘。チェーンソーを使う機会は多いので、安全に十分注意して扱いに習熟したいものだ。
丸太を切り出す前に、立ち枯れて倒れかけたマツの引き倒しを行う。そばに立つコナラに寄り掛かって枝が絡み合い、男5人で引っ張ってもなかなか動かない。結局引き倒すことはあきらめたが、今年は何本かある立ち枯れたマツをさらに伐採し、林の中をより明るくするよう手入れする予定だ。
薪コンロで炊いたご飯とカレーでおなかいっぱいにしてから、丸太の堆肥場を一気に完成させる。周囲の景色にとけ込んでいていい感じだ。
堆肥場ができたら、みんなで落ち葉集め。あらかじめ「川」の字に掃き寄せておいた落ち葉を「てみ」や一輪車を使って次々と堆肥場に運ぶ。掃き寄せてあるので効率よく集められる。地元では「はっぽんばさみ」という背負いの竹かごに、何十キロも詰め込んで運ぶそうだ。
堆肥場に山と運ばれた落ち葉だが、踏み込んでいくとすぐにかさが減る。一日だけではとても堆肥場をいっぱいにすることはできない。
日も傾き、3月に再び落ち葉掃きをすると決めて作業を終えた。落ち葉の下では、コナラのどんぐりがたくさん芽を出していた。新しい芽生えのために少し残しておくのもいいかもしれない。
