再処理やめなさい!渋谷デモ
 
 海に空にかつてない量の放射能を放出する青森県・六ヶ所村の核燃料再処理工場。本格稼働が間近に迫る中、2月17日、東京・渋谷で「再処理やめなさい!2・17パレード」が行われた。「マスコミが取り上げられないのなら、私たちが直接訴えよう」との想いで大勢が参加。

 午後2時、宮下公園で主催の「再処理とめたい!首都圏市民の集い」のメンバーがあいさつ。「核燃料再処理工場のアクティブ試験には5段階ある。その第4ステップ・放射性廃棄物のガラス固化工程では、相次いでトラブルが発生。ラインが止まり、処理しきれない高レベル廃棄物が貯まっている。にも関わらず2月14日、最終の第5ステップが開始されてしまった。怒りの声をあげていこう」。

 第5ステップを許可した国の核燃料サイクル安全小委員会は、連日反対派の申し入れや抗議行動、委員会の傍聴行動にさらされている。このため日本原燃に対し、再度固化体を製造して国の確認を受けるよう要請。これを次段階入りの条件とした。これにより当初予定されていた2月中の本格稼働は不可能となった。

 「ストップ再処理工場・意見広告の会」は、集まった100万円近いカンパの一部で、2月16日の東奥日報に「海に空に放射能を捨てないで」の意見広告を掲載したと報告。

 午後2時半からは、参加者が思い思いのプラカードや横断幕を手にし、メッセージを書いたコスチュームに身を包んでパレードに出発。宮下公園を出るとすぐに東京電力展示施設・「電力館」の前に差しかかる。参加者は一斉に「私たちが使う電気で、プルトニウムを作らないで!」とシュプレヒコール。

 休日の午後、天気が良かったこともあって、渋谷駅周辺は買い物客など多くの人で賑わっている。宣伝カーが「六ヶ所・再処理工場のことを知ってますか」とアピール。沿道の人々に「反核は究極のエコ!」と書かれたフライヤーを配るなど、140名のデモ隊は元気良く渋谷の街を一周した。

 「STOP! 劣化ウラン弾キャンペーン」は、六ヶ所問題に早くから取り組んできた。3年前のウラン試験開始の時は、東京でデモをしても十数人しか集まらなかったが状況は変わりつつある。

 しかし2500人もの参加者が集まった1月27日・日比谷公園での再処理反対の集会は、大手新聞やテレビはほとんど取り上げなかった。電力会社などスポンサーの顔色をうかがってマスメディアはこの問題を伝えようとしていない。少しでも多くの人に六ヶ所・再処理工場の実態を知ってもらおうと3月16日にも、同じく渋谷デモを行う予定だ。
再処理やめなさい!渋谷デモ