放射能まみれの未来はゴメンだ

 11月18日、東京・日比谷野外音楽堂で「NO NUKES MORE HEARTS ストップ再処理 パーティ&パレード」が開催された。秋晴れの空の下、様々な環境団体やアーティストなど1800人が参加。青森県・六ヶ所再処理工場の本格稼働中止を訴えた。

 女優の吉本多香美さんがアフリカの踊りを披露した後、ミュージシャンのSugizoさん、中西俊夫さん、ブロードキャスターのピーター・バラカンさんの3人がトークセッション。

 「再生可能な自然エネルギーを活かす技術があるのに原子力から移行できないのは、莫大なお金がからんでいるから。現代の宗教ともいうべき消費主義から脱却できないことが問題の根本にある。民主主義とも言えない」(Sugizo)

 「未来から見れば今人類がやっていることは馬鹿げている。原子力で電気を作ってくれとは誰も頼んでいない」(中西俊夫)

 「プルトニウムの半減期は2万4千年。そんなに長い間、保管する建物がもつのか。政府もマスメディアも都合の悪い情報は流さない。全国の人が関心をもって、六ヶ所再処理を止める運動をしなければならない」(ピーター・バラカン)

 国会からは川田龍平参議院議員と社民党党首・福島瑞穂議員が参加。両議員は、国民一人一人が声を上げて原子力政策の転換を訴える必要があると訴えた。

 環境NGOを支援する「サステナ」代表のマエキタミヤコさんは、地熱発電の導入を提起。電力会社が前提とする「電力の安定供給」に対しても異議を唱える。

 プロサーファーのデビット木下さんは、「放射能を海に捨てるなんて信じられなかった。安全だというなら再処理工場の排水口付近で泳いで欲しい。海や海産物が放射能で汚染されてからでは遅い。再処理工場が動く前に止めないといけない」と憤る。

 青森出身の山本若子さんは「イギリス・セラフィールドの再処理工場周辺の子どもたちの歯からはプルトニウムが検出された。豊かな漁場・子どもたちの未来を壊してはならない。地方に痛みを押し付けないで、勇気をもって一緒に立ち上がってください」と訴え、会場から大きな拍手が起こった。

 トークと共に様々なアーティストによるライブ演奏も行われ、大いに盛り上がる。
 集会の後、参加者は「NO NUKES」と書かれたプラカードや横断幕を掲げパレードに出発。サーフボードを手にしたサーファーや、ベビーカーを押す母親たちの姿も見える。

 高尾山の保護を訴える「虔十の会」は天狗みこしを担いで登場。威勢のいいかけ声と共に、「再処理反対! ストップ六ヶ所!」のコールが街中に響く。東京電力本社前ではひときわ大きく抗議の声。寒風の中をにぎやかに進むパレードに、沿道の人々は注目していた。
 

お薦め
パレードの模様をFlash Albumでご覧ください。


銀座をパレード