自衛隊には市民の監視が必要だ

 台風一過の10月28日、陸・海・空三軍持ち回りの自衛隊観閲式が陸上自衛隊朝霞駐屯地で開催された。この観閲式に対し「自衛隊観閲式にもの申す! 埼玉市民の会」は反対集会を開催。

 大勢の関係者・市民が観閲式会場に向かう中、朝霞駅前広場でリレートークが行われた。地元新座市議の星川一恵さんは「人殺しの道具を子どもに見せないでと何回も訴えてきました。止めさせるまで訴え続けましょう」と挨拶。

 高齢者福祉に携わる新座市民は「戦闘機の音を聞くと62年前の戦争を思い出して、うなされるお年寄りがいます。戦闘機一機分のお金を福祉に回せばどんなに多くのことができるか」。ふじみの市議の小川愛子さんは「防衛省をめぐる不祥事が次々と起きています。市民による監視が必要です。粘り強く監視を続けましょう」と訴えた。

 東上沿線の会の千葉紀彦さんは「観閲式に反対する人は少数派です。しかし時代を作ってきた人はいつでも最初は少数派だったのです」と参加者を鼓舞した。

 集会後、デモに出発。沖縄出身のアーティストCoccoの「ジュゴンの見える丘」が流される。辺野古の海に住む絶滅危惧種ジュゴンに向けて「あなたにふりそそぐ全てが正しい、やさしいであれ」と語りかける歌だ。参加者は沿道の人々に辺野古で新米軍基地建設が強行されている現実を訴えた。

 観閲式会場の演習場手前でデモは解散。続けて観閲式会場から帰ってくる人々に「観閲式は軍事パレードです」「給油データ隠しは許しません」「守屋事務次官の疑惑は組織の腐敗」等々を訴えるビラを手渡す。

 「毎回大渋滞を引き起こす観閲式に迷惑している」とビラを受けとる地元住民。警備の警官の多さに辟易している人もいた。星川市議が写真撮影をすると、近くにいた自衛官は隠れるように逃げ回っていた。

朝霞観閲式に抗議