イスラエル占領下での過酷な現実

 千葉市生涯学習センター・ホールにおいて10月20日、パレスチナ映画『パラダイス・ナウ』上映会とジャーナリストの重信メイさんの講演会が開催された。主催は「パレスチナへのまなざし」実行委員会(後援・千葉市教育委員会)。1日2回の上映で、合計150名が参加した。

 映画の舞台はイスラエル占領地・パレスチナ「自治区」のナブルス。自爆攻撃に向かう2人の若者の48時間を追いながら、人間の生と死、イスラエルの占領の現実が鋭く描かれる。映画が終了しても立ち上がる人は少なく、涙ぐむ人も見られた。

 第1回目の上映後、映画の日本語字幕を監修したジャーナリスト・重信メイさんが講演。「最初は自爆者を組織の駒のように描いた作品かと思ったが、生死が隣り合わせのパレスチナの現状をよく描いている」と語る。

 重信さんは「シオニズムが生まれ、48年のイスラエル建国によって『パレスチナ問題』が始まった。ヨーロッパから来たシオニストが土地を強奪し、占領していることが問題の根源だ」と訴えた。

 会場のロビーでは、映画のパンフレットやパレスチナ刺繍、オリーブオイルなどが販売され、NPO法人ピースキッズサッカーの活動が紹介された。

重信メイさん