あいがも農法の試行錯誤はつづく

 大阪府能勢町の棚田で10月13日、おおさかエコムーブと大阪自然環境保全協会が、毎年恒例の稲刈りを行った。米は無農薬の「あいがも農法」で育てたものだ。

 ここ数年は稲刈りの直前に雨に降られ、ぬかるみと格闘しながらの作業だった。今年は天気に恵まれたが、田んぼの水はけが年々悪くなっているので、所々にぬかるんでいる場所もあった。ぬかるみの深い所には機械を入れることができないため、参加者は泥まみれになりながら人力で稲を刈りとった。昼食には昨年の秋に収穫したお米で作ったおにぎりが振舞われ、皆おいしそうに頬張っている。

 食後は稲木の上に刈った稲の束を掛ける作業。つめ過ぎては乾燥が不十分になるし、空き過ぎては束が落ちてしまう。水分量で米の美味しさが変わるため、実はとても気を使う作業だ。

 今年は田んぼのぬかるみと同時に稲の出来にも問題があった。稲が黄金色ではなく緑色を帯びていたのだ。あいがもの糞が多すぎたことによる栄養過多が原因だ。栄養がありすぎると、稲穂を付ける働きが弱くなり、米の味も落ちてしまう。

 また、あいがもが泳ぐことで生じる細かい泥が排水用の暗渠の目を詰まらせ、水はけを悪化させていると考えられる。

 来年1年は様子を見るためにあいがもを田んぼに入れない事に決めた。まだまだ自然から学ぶ事は多い。

稲刈り