「今こそ体を張って、もうたくさんだと叫ぶ時だ」

 9月15日、米国の首都ワシントンで約10万人が「イラク侵略を今すぐやめろ」とデモ行進した。反戦イラク退役軍人、軍人家族らを先頭にホワイトハウス前から連邦議事堂までを埋め尽くした。デモを呼びかけたのは、反戦団体「ANSWER(戦争阻止と人種差別停止を今こそ)」と諸団体。

首都ワシントンで10万人が反戦デモ


 ANSWERの大規模反戦行動は、「ペトラウス報告書」が議会に提出させる日に合わせて開始された。報告書はイラク戦争を延長するためにさらに1000億ドル以上を捻出させようとしている。

 参加者はラファイエット公園に集まり、プラカードを持って、「今すぐ戦争を止めよう」と叫び、戦争を続けるブッシュ大統領を弾劾。

 デモは「望みは? 米軍の撤退! それはいつ? 今すぐだ!」のコールを上げながら議事堂に向かって行進。ANSWERのHPは当日の様子を次のように伝える。

 「人々は肩を合わせて8車線のペンシルバニア通りをひしめきあいながら行進し、デモ隊は10ブロック(区画)以上にふくらんだ。この行動は反戦運動の歴史的な前進となった。
 抗議者は連邦議事堂の南側階段に押し寄せ、警察の規制線と対峙した。
 イラク退役軍人の主催でイラク戦争で亡くなった米兵とイラク民衆を悼んで厳かに儀式が執り行われた。5000人を越える人々の『ダイ・イン』は、この数年で最大の市民的不服従となった。
 退役軍人や反戦活動家をはじめとする197名が、反戦メッセージを国会に届けようとして警察に阻まれ逮捕された」

 AP通信は議会前の様子について「多くは柵を飛び越えた時点で逮捕された。幾人かは盾と対暴徒用装備をまとった機動隊と衝突した。少なくとも2名が化学スプレーを噴霧された。抗議者はプラカードを投げ『恥を知れ』と叫んで対抗した。 この日に連邦議事堂警察が逮捕した数は、今年行われた反戦集会で最多だった」と報道している。

 反戦活動家のシンディ・シーハンさんも、「今こそ体を張って、もうたくさんだと叫ぶ時だ」と訴えていた。

 ANSWERがデモへの参加を呼びかけたビラの内容を以下紹介する。

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 2003年3月19日の侵略開始以来、数十万のイラク人が殺され、約3800人の米軍兵士が死に、数万人が負傷した。イラク占領には毎月90億ドル以上、毎日3億ドルかかる。

 ブッシュは戦争の理由について完全にうそをついていた。イラクには大量破壊兵器がなく、9月11日の攻撃とのつながりもなかった。

 アメリカは大量破壊兵器と1万発の核兵器を所有している。ペンタゴンは、130カ国で軍事基地を維持。本当の年間軍事予算は、約6000億ドルにのぼる。
 
 共和党と民主党の双方の政治家は、イラク戦争を行う無制限の権限をペンタゴンに与えた。

 我々は要求しなければなりません。すぐに戦争を終えろと。