米軍はいつまで戦争を続けるのか

 横浜防衛施設庁は8月14日、神奈川県・キャンプ座間への米陸軍司令部移転問題で、地元自治体に対し移転の具体的日程をはじめて公式に説明した。新司令部は「第一軍団(前方)・在日米陸軍司令部」と称し、8月20日前後に「移行準備チーム」がキャンプ座間内に発足する。

 この発表を受けて8月18日、地域の住民約50人が、キャンプ座間へのデモと抗議の申し入れを行った。地元主婦を中心にした行動団体「バスストップから基地ストップの会」が毎月第3土曜日に行っている定例デモに、エコアクションかながわ、核問題に取り組むたんぽぽ舎が加わり、共同で準備チーム発足撤回を訴えた。

 午後4時、小田急相模原駅前に集合した参加者は、キルトの横断幕や手縫いのノボリ、ペットボトルで作ったマラカスやアフリカンドラムなど、思い思いの道具を広げる。主催者の挨拶の後、キャンプ座間正門に向けデモに出発。駅前商店街を抜けると、道路の右側はキャンプ座間の長大なフェンスとなる。参加者は「第一軍団は来るな」「キャンプ座間を戦争の司令塔にするな」などのシュプレヒコールをあげながら、基地正門前に到着。

 代表者が申し入れ書を読み上げる。まず「ストップの会」の佐藤真理子さんが「先の大戦で私たちは、弱い立場の人に戦争の犠牲が集中することを学んだ。イラク戦争で同じことが繰り返されている。まだ戦争を続けたいのですか」と訴えた。

 「エコアクションかながわ」の野本陽吾さんは「日本が国をあげて戦争に反対し、米軍にとって在日基地が足かせになってしまう日が必ずやってくる。だからこそ司令部を移駐しないよう私たちは警告する」とアピール。他の参加者は「いますぐ戦争をやめろ」の英語コールをあげ続けた。

 申し入れ後、デモ隊は住宅街に入る。参加者の間でマイクを回して、一人一人がメッセージを訴える。

 「平和をつくる大和市民の会」の久保博夫さんは沿道に向け「平和のためにともに行動しよう」。

 たんぽぽ舎の柳田真さんは「原子力の問題は戦争と切り離せない。今日のような草の根の運動が本当に重要」。

 学校現場で日の丸・君が代の強制に抗し続けている京極紀子さんは「参院選で自民党が大敗し、状況は少し変わりはじめた気がする。こんな時期こそ地元で声を挙げ続けることが大切だ」と訴えた。

 デモのコースが表通りに出ると、参加者は再び声をそろえてシュプレヒコール。デモ隊は、地元・座間市の星野市長の自宅前を通る。司令部移転反対の意思を貫く市長に対し「ガンバレ!私たちも頑張るぞ!」とエールを送る。自宅から女性が出てきて、応えるように手を振っていた。沿道の人にチラシを渡すと、好意的に受け取る人が多い。

 午後6時すぎ、小田急線・座間駅前に到着。今後も継続することを確認しあって、この日の行動を終了した。

米軍司令部移転に反対してデモ