エコラボキャンプは新しい社会運動の実験(9)
小出さんの講演後、中越沖地震被災地への義援金を募る「新潟Aid」や、六ヶ所村再処理工場稼動に反対する「STOP六ヶ所モラトリアムキャンペーン」のブースに多くの人が訪れていた。「新潟Aid」ブースでは、7月にボランティアに訪れた刈羽村村会議員近藤容人さんから贈られた地元産の高級もずくが振舞われ、カンパをした人は舌鼓を打っていた。2日間の義援金総額は、7万7千842円に上った。
ステージでは、今井俊政クィンテットによるスタンダードJAZZ、カリンバや琉球音楽、アイヌ音楽が次々と演奏され、最後は全員参加の踊りで盛り上がる。
午後4時、丸2日間に渡るエコラボキャンプもいよいよエンディングだ。主催者を代表してブント環境プロジェクトの坂田昌子さんがステージに上る。
最初に事務局を担ったエコアクション虔十の会のメンバーを紹介し、一緒にステージに上がってもらう。「今回約40名のスタッフが会場設営の準備や裏方的な仕事を担ってくれました。みんなこの3日間はほとんど寝てませんが、とても充実したキャンプになったと喜んでいます」。会場からはスタッフの労をねぎらう惜しみない拍手が送られた。
「この2日間、様々なテーマが盛りだくさんの充実した交流ができました。私は高尾山に残された貴重な自然を守るために圏央道建設に反対する運動に取り組んでいます。今回参加された皆さんも、地元でそれぞれの課題に取り組んでいると思いますが、エコラボの経験を持ち帰ってこれからの活動に活かしていきましょう」
「来年7月に北海道洞爺湖でG8が開催されます。環境や人権などの重要なテーマをG8できちんと議論してもらうためにも、私たち市民の声を届ける必要があります。来年はぜひ北海道に上陸してカウンターサミットを実現しましょう!」
坂田さんの力強い提起を全員で確認。天候にも恵まれた真夏の2日間、エコラボキャンプは、新しい社会運動のラボラトリーとして第一歩を踏み出した。
