エコラボキャンプは新しい社会運動の実験(6)
<ワークショップで自然の豊かさを実感>
翌12日午前9時、キャンプ場から徒歩5分ほどにあるツリーハウスは大賑わいだ。すがすがしい夏の朝、巨大なモミの樹に作られたツリーハウスでモーニングカフェを楽しもうと多くの人が訪れている。
エコラボキャンプの事務局を務めるエコアクション虔十の会のスタッフは、朝早くからサンドイッチと豆サラダ、コンソメスープを調理。サンドイッチの具は地元高尾の豆腐店から仕入れたガンモ。高尾の湧水でつくったとても優しい味だ。訪れた人たちは、ドリップコーヒーの香りと共にモーニングを堪能していた。
午前10時、2日目のエコラボ会場がオープン。ワークショップとして、高尾山水の音ガイドと土壌&水生生物探検隊がそれぞれ出発。水の音ガイドでは、沢に入り竹筒で水の音を聞く。都会の喧騒のなかで余りにも視覚に偏っている日頃の感性を解きほぐすと、驚くほど自然の音が聞こえる。
一方キャンプ場の各ブースは徐々に賑わってくる。高尾山を訪れたハイカーも、楽しそうな企画に目を奪われて飛び込みで入場。
上福岡市民連合・エコシステム研究会は、実物大の合併浄化槽の模型を展示。同時にキャンプ場脇を流れる日影沢と下流の小仏川で採取した水の水質検査比較を行い、結果を発表した。八王子市内を流れた下流では明らかに汚染が進んでおり、生活廃水による水質汚染に注目して欲しいと呼びかける。
クラスター爆弾廃絶キャンペーンは、クラスター爆弾の模型を展示。黄色い子爆弾の模型はキャンプ場内10数箇所に置き、「子どもたちが何気なく手に触れて犠牲になっている」とアピール。沖縄県辺野古の米軍基地建設反対運動に連帯する折り紙ジュゴンに多くの人たちが協力していた。
