エコラボキャンプは新しい社会運動の実験(3)
下段広場の店の多くは、美味しい食べ物を提供している。「かわうそ食堂」は、日頃里山作りに取り組んでいる檜原村の地粉うどんに、舞茸など地場産野菜の天ぷらをのせた。おばあさんの手作りおやきもなかなかの味だ。
有機野菜料理を提供する「風の畑」からは、美味しそうな臭いが漂っている。ジャガバターやナス、ピーマンの揚げ物はつまみにぴったりだ。生ビールを片手に次々とお客さんが訪れる。天然酵母パンを販売する「グルヌイユ」では、ベーグルが人気だ。
あいがも農法に取り組んでいる「おおさかエコムーブ」は、昨年田んぼで働いてくれた合鴨で鴨なんばんを料理。
オーガニック焼き菓子店「KageSweets」のお薦めは、国産小麦とよつば無塩バター、抗生物質飼料を使わない鶏卵、オーガニック認定されたフランス産チョコレートで焼き上げたクッキーだ。
広場をはさんで向かい側の「マルハバ パレスチナ」では、ピタパンにつけて食べる前菜ホンモス、アラビックサラダ、パレスチナで愛食されるひき肉料理コフタにヨルダン川西岸で醸造されたタイベビールをセットで販売。
「シビックアクションみと」は、原子力発祥の地茨城県東海村で取り組まれている「菜の花プロジェクト」を紹介。菜種を搾り、油でフライドポテトをつくり、廃食油はバイオディーゼル燃料にする。
各店の料理や飲み物は、主催者が用意したリユースの食器・グラスでサーブされる。そして洗い場には、100%生分解される洗剤「森と…」が置かれている。これはエコ雑貨販売ブースがんこ本舗の目玉商品だ。
参加者は談笑しながらゆっくりと時間をかけて、自然と人に優しい料理を味わっていた。
