エコラボキャンプは新しい社会運動の実験(2)
そうこうするうちにステージの方からはリズミカルな太鼓の音が響いてくる。上段広場のステージ前には円を描いて椅子が並べられ、大小様々な和太鼓やジャンベを手にして参加者が座る。ドラマジックによるドラムサークルの始まりだ。リズムに合わせて森の中に響き渡るドラムの音。自然と人が深くゆるやかにつながりあう瞬間だ。
続いてステージでは、ゆったりとした音楽が流れはじめる。パーカッショニスト鈴木キヨシさんは、カリンバ演奏とおんらくワークショップ。アイヌ民族の血をひく居壁太さんは、アイヌに伝わる弦楽器トンコリを奏でた。
お昼過ぎから会場はさらに賑やかになり、各ブースは大忙しだ。入口右手に陣取る「ストップ!劣化ウラン弾キャンペーン」は、フライドポテトを販売。廃食油を精製してバイオディーゼル発電し、下段広場の電力を賄っている。
「W(ワット)を体験しよう」コーナーは、自転車発電機に白熱灯と蛍光灯を接続。世界で使用されているすべての白熱灯を消費電力の少ない蛍光灯に変えるだけで電力需要は激減する。体験者は自転車をこぎながらほとばしる汗をぬぐってその違いを実感していた。
ブースでは、六ヶ所村再処理工場本格稼動に反対する署名も行っている。「三陸の海を放射能から守る岩手の会」の呼びかけだ。あわせて岩手県産の重茂(おもえ)わかめも販売。
