「Nuclear Blue―核に蝕まれる地球」

 神奈川県相模原市のグリーンホール相模大野で、6月30日〜7月1日の2日間にわたって森住卓写真展「Nuclear Blue―核に蝕まれる地球」が開催された。主催は写真展実行委。のべ200人を超える人びとが来場した。

 写真家の森住卓さんは、世界各地に広がる放射能被害を追い続けている。今回展示したのは、インドのウラン鉱山、水爆実験が行われたマーシャル諸島、劣化ウラン弾の被害者、カザフスタン・セミパラチンスクの核実験場、事故後20年のチェルノブイリなど54点。

 会場を訪れた老夫婦の男性は、「私は広島で被爆した。また戦争がおきたり、核兵器が使われたりしないように、このような写真展を続けてほしい」と励ます。

 広島出身の大学生は、「小学校から高校まで平和教育の授業を受けてきた。でも、ヒバクが今もあるなんて知らなかった」と語った。 チェルノブイリ事故を知らなかった若い男性は、「日本にもたくさん原発がある。いつ同じ事故が起きてもおかしくない」と愕然としていた。

 写真とは別に原子力空母の原子炉事故災害に関するパネルも展示された。2008年米原子力空母の横須賀母港化が予定されているからだ。

 会場内には資料閲覧用のスペースを設置。原発や劣化ウラン弾などの資料をゆっくり見る人や、来場者同士が核問題を議論する光景も見られた。

2007年7月森住卓写真展