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  Topics 

原発は温暖化防止の切り札にはならない
 核で地球を汚染する「美しい星」戦略
(1面)

 6月6日、ドイツのハイリゲンダムでG8(主要国首脳会議)が開催された。
 安倍首相はこの会議で、日本の「環境立国」戦略である「美しい星50(Cool Earth 50)」を提唱した。日本がリーダーシップを採り、「世界全体のCO2排出量を現状に比して2050年までに半減する」大胆な戦略だ。
 しかし日本は、京都議定書の削減目標であるマイナス6%(1990年比)実現の目処すら立っていない。2005年実績ではプラス8・1%の惨憺たる現状だ。
 にも関わらず安倍政権が「美しい星50」を掲げたのには理由がある。原発をノーカーボンエネルギーの切り札として位置付け、原発の大増設によりCO2削減を実現する算段なのだ。

 

  Activity 

・ふるさと読谷村で模索するウチナーとヤマトの未来
   沖縄県読谷村在住 仲宗根盛秀(文・写真) (2・3面)

 沖縄では「慰霊の月」の6月に入った。
 地元新聞の投書欄には、過去の戦争を振り返る投書が増える。毎年この時期になると、「二度と戦争を起こしてはならない」との思いを語るのだ。私もこれらの投書を読み、自分の思いを新たにしている。
 さらに今年は、「新たな戦前を見ているようだ」と危機感を露わにする投書もあった。10年前ならば想像すらできなかった事態が次々と進行しているからだ。

 

  Reports

・自衛隊情報保全隊の市民活動監視は違法だ
 陸上自衛隊朝霞駐屯地に対し緊急抗議行動

・高尾山の自然と音楽を満喫 天狗フェスティバル2007 

・放射能汚染が全国に広がる
 「六ヶ所村再処理工場のこと、考えて!」講演会 他

 

  Interview

教育が社会をおおいつくすタイプの全体主義が迫っている(6-7面) 内藤朝雄

 教育基本法改正を受け、教育関連3法案も衆議院で可決された。これにより義務教育の目標に、「我が国と郷土を愛する態度」が盛り込まれる。『いじめと現代社会』(双風舎)などを通じて、日本の全体主義化に警鐘を鳴らす明治大学教授内藤朝雄さんに聞いた。

 

  International

・日本の援助はジュマ民族を苦しめている
 私たちを難民として受け入れて欲しい
(8面) バングラデシュ・ジュマ民族

 シシコ・チャクマさんの故郷は、バングラデシュの南東部に位置するチッタゴン丘陵地帯(Chittagong Hill Tracts)だ。インド、ビルマと国境を接するCHTには、15世紀から19世紀にかけて様々な民族が移住してきた。現在では言語、文化、宗教が異なる13の民族集団、約60万人の先住民族が暮らしている。ジュマはこうした先住民族の総称で、モンゴロイド系で非イスラム教徒、ジュム耕作(焼き畑耕作)を行う人々だ。シシコさんは1971年、CHTのランガマティ県でジュマ民族の一つであるチャクマ族として生まれた。

 

  Review

・映評『善き人のためのソナタ』(フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督作品)   ひとかけらの良心が変えた社会

・演劇『藪原検校』(作:井上ひさし 演出:蜷川幸雄)                          善と悪が交差するなかで生きる
 (9面)

  Close Up

・エキスポランド事故は氷山の一角
 非破壊検査の現場は手一杯だ
  斉木勝(40代 非破壊検査技師) (10面)

・格差は広がっているが
 労働組合運動は簡単じゃない
  古澤俊雄(40代 安全管理派遣社員) (11面)