キャンプ座間への装甲車両部隊搬入に反対し地元市民がデモ
神奈川県の米陸軍基地・キャンプ座間周辺で4月21日、第1軍団司令部移転に反対する住民が「来るな!先遣隊」をスローガンにデモを行った。
米陸軍は来年秋、新司令部を正式に発足させようとしている。今年6月には司令部先遣隊を座間に投入し、新型装甲車両「ハンビー」300台を同キャンプに配備する。この日のデモはハンビー配備に反対して行われた。
呼びかけたのは「バスストップから基地ストップの会」。ストップの会は毎週水曜日にキャンプ座間正門前のバス停で坐り込みを行ってきた。昨年4月からは小規模なデモ行進も行っている。
デモには「ピースフォーラム座間」「エコアクションかながわ」など複数の住民グループが加わり、毎回参加者を増やしてきた。
午後2時に小田急線「相武台前」駅ロータリーに集まったのは約90人。「相模補給廠監視団」の沢田政司さんや、沖縄辺野古からはるばる駆けつけた三線(サンシン)奏者・金城繁さんの姿も見える。
デモ隊は2時20分に出発。沖縄太鼓を打ち鳴らし、リズムに合わせて「基地は、いらない!」「第1軍団、来るな!」「ハンビー、来るな!」などのコールをあげながら進む。
キャンプ座間正門前に到着すると、代表が基地への申し入れに向かう。いつもどおり米軍人は応対に出ない。必ず司令官に伝達するよう日本人警備隊員の約束を取り付け、申し入れ文を朗読する。
「今回の米軍再編は、地元自治体と地域住民を全く無視して進められている。第1軍団司令部の座間移転は日米安保条約に違反している。イラク戦争では米兵の死者が3000人、一般市民の犠牲は1日100人にも及んでおり、そのような戦争の司令が座間から発せられることに地元住民は耐えられない」
在日米陸軍司令官パーキンス少将あての申し入れ文を手渡す間、デモ隊は道路の向かい側で待機。警察官が進行を促す中で「今すぐ戦争をやめろ」の日本語・英語のシュプレヒコールをあげ続けた。
申し入れ後、デモ隊は司令部移転反対を呼びかけるビラを沿道で配りながら、小田急線座間駅前で解散した。
今日はじめてデモに参加した地元の主婦・佐藤さんは「ずっと気になっていた問題だった。今日は一歩が踏み出せた。来月は友だちも誘って来たい」と少し興奮ぎみに話していた。ストップの会の原順子さんが「地元の力で先遣隊を吹き飛ばそう」と全体をまとめ、この日の行動を終了した。
